seventhmoon723’s diary

はてなダイアリー時代のあーかいぶ

お洋服と契約と最強コンボ「仮面ライダーオーズ Episode6」

比奈「助けられる人に手を伸ばすって言ったのに、お金に手を伸ばすんですね。」
映司「だって、お金は大事だし。」
比奈「…それは…そうですけど…。でも、そればっかりじゃ…。山野さんだって、お家が大変なのにまだ買い物するなんて、そんなのダメじゃないですか。」
映司「…しょうがないよ、彼女はそれが欲しいんだろうし。」
比奈「そんな…。」
映司「誰だってそうでしょ。俺、いろんなとこ行ったけど、何も欲しくない人なんかいないよ。お金じゃなくても、物とか色々。そう思うのが生きるのに必要な国もあったし。だから…”欲しい”って思うのは、そこはいいんじゃない?って思う。大切なのは、その”欲しい”っていう気持ちをどうするか? …後で返してあげて。」


山野が投げつけたお札を拾う映司を見て、あの時の言葉はなんだったのかと思う比奈。
だがあくまでその行為も、ちゃんと山野を思っての行動の一つだったという事。
そして比奈自身も、そこから一つの答えを導きだす。


「山野さんが服なら、私はお兄ちゃんにすがってた。”欲しい”って思うのは悪くない。大切なのは、その気持ちをどうするか。…もう、すがってるだけじゃダメなんだと思う。ちゃんとしなくちゃ。」

「すがってるだけじゃダメなんだと思う。ちゃんとしなくちゃ。」


たったそれだけの言葉だけれども、凄く重く感じるのは、最近の自分が自堕落で自制が利かなくなっていたからなんだろう。とても今の自分がちゃんとしているとは思えないから。
欲望への依存から脱却し、欲望と共存共生するという事。すがる”だけ”じゃダメという事。
この作品の存在を思い出せた今、ここから”ちゃんとしなくちゃ”いけないのかもしれない。

仮面ライダーオーズエンディングテーマ2「Got to keep it real」

仮面ライダーオーズエンディングテーマ2「Got to keep it real」

そしてこの回はガタキリバコンボの初登場回。
ストーリー全体を通して描かれる、映司の持つ”過剰な自己犠牲”を象徴するような話。